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セブンイレブン オーナーの収入は?土地、建物は住宅ローンで借入可能!

こんにちは、長期投資家のカボス( @olivetrhm)です。

 

セブンイレブン本部が深夜営業をやめようとしたオーナーに対して、

罰金を科そうとしたことが明るみに出て、大きな話題となりました。

 

そこで発覚した事実というのがセブンイレブンチャージ(オーナーが本部に対して、支払うロイヤリティのようなもの)の比率があまりにも高いということ。

 

確かに契約によっては、粗利の56%~76%(粗利の額によって変動)を本部に支払うため、

オーナーの手取りはほとんど残らず、その契約形態を【奴隷制度】なんて、

言う過激な方もいますが、ある方法をとれば、オーナーもしっかりと手取りを残すことはできると思います。

 

今回はその方法について、ご紹介したいと思います。

コンビニオーナー年収 フランチャイズ

セブン(コンビニ) オーナーの実態。本部への支払いは何%?

コンビニ オーナーが支払うロイヤリティ

その前に、フランチャイズのお金に関わる重要な契約内容をご説明します。

 

こちらがフランチャイズ契約したオーナーが本部に対して、

支払うセブンイレブンチャージの料率です。

 

タイプCの場合、土地、建物は本部が用意するので、

オーナーはその代金を負担をしない代わりに粗利に対しての料率は高くなります。

オーナーが負担するチャージ額は平均的にどのくらいなのかな?

セブンイレブン一店舗での月間平均売上高は1,900万円と言われていて、粗利益率は約32%(前期末の決算資料記載)。そうすると、粗利としては、608万円。粗利の額に応じて、チャージされるんだけど、ざっくりと60%(約365万)を本部へ支払うことになる。

365万円!?残りは250万円で、そこから、廃棄代、人件費を支払うってことだよね?

そうだね。オーナーの平均月収は50万円って言われているから、200万円くらいは営業費用でなくなっちゃうね。決して、楽な商売ではない。

仮に夫婦で経営して、人件費を削っていけば、もう少し、収入を増やすことはできるとは思いますが、やはり、本部へのチャージは重くのしかかります。

コンビニ オーナーは【廃棄】は避けたい、本部は【欠品】を避けたい

セブンイレブン フランチャイズ

セブンイレブン公式ホームページからの抜粋ですが、

廃棄が出た場合、本部が原価の15%を負担すると記載があります。

 

この数字だけを見ると、廃棄の場合でも、本部が多少負担してくれて、

良心的だと思うかもしれません。

 

しかし、実はこの廃棄に負担の割合によって、オーナーと本部の経営方針が大きくずれてしまうのです。

 

理由として、本部の収入(セブンイレブンチャージ)は廃棄費用を加味しないからです。

 

分かりにくいと思いますので、おにぎりで例をご紹介します。

セブンイレブン オーナー

下記表の通り、オーナーは廃棄を10個中3個出してしまったら、大赤字になります。

 

しかし、注目すべきは本部の収入です。

前述の通り、本部からのチャージは廃棄費用は一切加味されませんので、

廃棄が出ようが関係なく、粗利から約60%徴収されます。

このような収益構造のため、本部の経営方針として、

【欠品による、販売機会損失は絶対避けるんだ!】という考えに基づき、オーナーへ指導するわけです。

 

一方、オーナーとしては廃棄が出るくらいならば、確実に売り切れる数だけを発注したい】という行動に出るわけです。

 

オーナーとしては、当たり前の考えですが、廃棄費用の負担率があまりにも乖離があるため、経営方針の食い違いが生じてしまいます。

 

最近で言うと、本部の指導で売れない恵方巻きを大量に仕入れて、

結局、オーナーがその大部分の廃棄費用を負担するはめになった、

というのは最たる例です。

コンビニ オーナーは収入を上げるためには自前で土地、建物用意すべき!

ここでようやく本題に入ります。

 

問題

①セブンイレブンチャージ

②廃棄費用

③人手不足

上記の通り、オーナーが抱える問題というのは中々深刻ですが、

 一つだけ劇的にコストを劇的に減らせるものがあります。

 

それはセブンイレブンチャージです。

セブンイレブン オーナー 必要資金

こちらの表の赤枠のタイプAを適用させるんです。

タイプAってことは土地、建物は自分で用意するってコトだよね?テナント借りて、改装費用も負担するってコトは初期費用だけで1,000万円以上かかる。普通の人はそんな大金を調達するのは現実的ではないよね?

確かにそうだね。駅前なんて、テナント料だけでも高額になるし、もしかしたら、赤字に転落する恐れもある。ただ、【住宅兼店舗】にしたらどうだろう

 

私は千葉に住んでいるのですが、たまにこんな店舗を見かけます。

一階がコンビニで、二階が住まいになっている建物です。

このような建物でコンビニ経営をすることによる最大のメリットは、

土地、建物の資金を住宅ローンで調達できることです。

 

地銀ではよくあって、【同じ建物内で且つ居住用の面積が半分以上】

という条件であれば、住宅ローンを組むことが可能です。

 

そうすることによって、3,000万、4,000万円程度であれば、資金調達することはそこまで難しくないですし、なにより借入期間を長く取れ、しかも低金利。

 

こちらは4,000万円を35年間、固定金利2%で組んだ場合の月々の返済額

コンビニオーナー資金調達方法

毎月の返済額13万円という金額を見てしまうと、大きな額だと感じてしまうかもしれませんが、家賃、テナント料込みでこの価格だと思うと私は安いと考えます。

コンビニ 自宅兼店舗の場合、年収をシミュレーションしてみた

では、オーナーがタイプAで契約した場合、月収はどのくらいになるのか、

シミュレーションしてみます。

コンビニ 住宅兼店舗

※1 住宅兼店舗なので、駅前などの立地がいいところは土地値が高く、現実的ではないので、多少、交通量のある通りに面したところを想定。売上高は平均よりも15%下げてシミュレーション

 

チャージの料率がタイプCと比較して、相当下がるから、手元に残る収入は大きいね。しかも、住宅ローンを差し引いても82万円が残るって凄い豊かな生活が送れるよね。

そうだよね。しかも住宅ローンだから住宅ローン減税も適用できて、節税効果も高い。

 

デメリットしては、ある程度、交通量が見込めるところに建設するとなると、

騒音問題はどうしても避けられないところだと思います。

ただ、金銭面的な豊かさを得るのは、間違いなく自前で調達するタイプAだと思います。