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Jトラスト 2019年度第二四半期決算の考察

 

Jトラスト 決算 2019年度

こんにちは、カボス( @olivetrhm)です。

 Jトラストの第二四半期決算が公表されたので、考察を述べていきます。

第一四半期に続き、おおむね想定通りの決算ではないでしょうか。

Jtrust 第二四半期決算の業績は?

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今回の結果は営業利益1憶円でした。

インドネシア事業が想定通りの赤字なのでノーサプライズです。

 

セグメント別にみていきます。

セグメント別の業績について

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日本はいつも通り、安定的に利益を計上していて、韓国は絶好調です。

韓国は期初予想 33億円だったから、すでに予算達成。あとはどれだけ積み上げできるか

 

韓国の利益増額の大きな要因として、下記の通り、債権回収実勢率に基づき、貸倒引当率が低下とあります。

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実際にどうなのか、財務データを見てみます。

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JT親愛貯蓄銀行の貸倒関連費用の減少が顕著だね。前期比約18億円減ってる。でも売り上げが伸びてないから今後どうなるのかな?

競合のSBI貯蓄銀行ほどではないけど、貸出残高は着実に伸びているから、今後も増益基調だと思うよ。

 

こちらは10月までの貸出残高の推移です。 

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Jトラストは量は追わず、質を重視した戦略なので、緩やかなながら増加しています。

来期は通年で70億円~80億円は狙える水準です。

 

というのも、SBI貯蓄銀行は2017年度の貸出残高4,000億円で、

純利益74億円の利益を計上していたので、それに匹敵する額になると予想します。

 

問題児 インドネシア金融事業は?

いつもどおり、日本、韓国は問題ないですが、インドネシアはどうなったのか、

見ていきます。

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なかなか改善の兆しがみえないね....

この資料の通り、貸出残高が大幅に下回っているため、赤字続きです。

 

第一四半期の黒字は実態を反映していないので、

現状だと、第二四半期の△20億円が実力値ではないかと考えます。

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利息費用合計の△41憶円が大きすぎるね....現状の貸出残高を考慮したら、預金額を減らさないと黒字化の道は遠いよね

定期預金なんかで契約しているだろうから簡単に減らせないかもしれないけど、どうにかしてほしいよね。

 

こちらがJトラストインドネシア銀行の貸付残高と預金額です。

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貸出残高437億円に対して、預金額が1,012億円って...多いな

若干、預金額は減ってはいるみたいだけど。12月末日にはもう少し減ることを期待。

1,000億円の預金に金利を約8%つけていることをここから読み解けますね。

 

【短期的】には預金額を減らすしかないんじゃないでしょうか。 

 

更に、貸出残高もまだ減少に歯止めがかかっていないので、

純増トレンドに入るのは時間を要する見込みです。

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今後の戦略については、明日以降に公開される決算動画を見て、

情報を追記していきたいと思います。

 

まとめ

最後、インドネシア事業についてはネガティブなことを書きましたが、

韓国がインドネシアの赤字額をカバーできるほど、伸びているので、

そこまで悲観はしていません。

来期はこんな感じで通期黒字を期待できるので、ホールドを継続します。

(あくまで個人的予想です。)

 

来期業績予想

日本    :+50億円

韓国    :+75憶円

インドネシア:△70億円

カンボジア :+15憶円

その他調整 :△25億円

計     :+45憶円

これに加えて、来年3月にはウェッジホールディング社に貸し付けている約56億円の支払期限が到来します。

 

56億円の特別利益も計上できる可能性があるため、

目を離せない状況です。