Jトラスト 2019年8月24日 個人投資家向け説明会の動画を見た感想
こんにちは、カボス( @olivetrhm)です。
8月24日に行われたJトラストの個人投資家向け動画をようやく見ることができたので、感想を述べたいと思います。
あまり目新しい話はありませんでしたが、部分部分で事業の進捗が分かるコメントがあったので解説行きたいと思います。
日本金融事業について
以前からサムライJパートナーズが日本保証と提携して保証付きのクラウドファンディングスをぽつぽつとリリースしています。
過去リリースされました商品は保証付きということで希少性があることから即日完売と売れ行き好調。
ただ日本国内にはあまり案件がないため、連続して何本もリリースできない状況とのこと。
そのため藤澤社長が検討しているのがJトラストグループ内の海外の銀行(インドネシア、モンゴルなど)を活用した保証付きのクラウドファンディングです。
インドネシア:円建て4%、ルピア建て12%
モンゴル:円建て4%、トゥグルグ建て12%
上記の通り、円建て、現地通貨建て(投資家は通貨の選択が可能)で数十億規模のサービスを検討されているようです。
投資家から集めたお金をどう運用していくかは説明会の中では良くわかりませんでしたが、投資対象は換価性の高い不動産になるかもしれませんね。
保証付きでこの金利だと魅力的ではあるよね。
韓国金融事業について
第一四半期は業績好調ですが、昨今の日韓関係悪化を伴い、同社が最もリスクだと感じているのが銀行の取り次げ騒ぎ。
取り付け騒ぎとは特定の金融機関や金融制度に対する信用不安などから、預金者が預金・貯金・掛け金等を取り戻そうとして、急激に金融機関の店頭に殺到し、混乱をきたす現象のこと。
これをケアするために他行より高い金利を設定し、預金を集めている状況。
静かに息をひそめて、なるべく目立たぬようにしているとのことですが、
10月にゴルフチャンピオンシップを開催予定とのこと。笑
こんな時期に無理にやらなくていいのに~
韓国のウォン下落による影響
韓国事業の利益から10%程度の為替損を見込んでるようです。
ただ、インドネシア事業が今期間違いなく赤字なので、円高になるのならばインドネシア事業は円建てベースでは損失が減少するのでグループ全体の数字としてはそこまで問題視していない様子でした。
インドネシア金融事業について
こちらについては目新しい情報はなかったですね。
過去の千葉専務が話をされた要約はこちら👇
藤澤社長は千葉専務に来期黒字してほしいと指示をしていたね。黒字化の目途はいつ頃なんだろう?
千葉専務としては通期黒字化は再来期になるって言ってるね。8月の時点でも貸出残高はまだ減少傾向なので来期黒字化はやっぱり厳しいだろうね。
カンボジア金融事業について
8月に同社にグループインしたRoyal Bankですがシステム移行がまだうまくいっておらず、システムエラーが頻発している状況。
そのため、今年は営業利益で30億を維持できるよう土台作りに徹するとのこと。
カンボジア国内の富裕層以外の融資(リテール)やミャンマー、ラオスへの進出は来期以降ってことだね。
藤澤社長の引退は近い!?
株価を戻し、GLの裁判を片付けたら"引退できる"と発言されていました。
GLとの裁判はいずれ決着がつきますが、株価の回復はどうでしょうね。
株価はインドネシア事業にかかっているのは自明ですので、
再来年まで気長に待つとします。