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長期投資におすすめ!?日本動物高度医療センターについて調べてみた

こんにちは、長期投資家のかぼす( @olivetrhm)です。

 

さて、今回も長期投資に適した銘柄を紹介していきたいと思います。

それがこちらの会社です。

 

日本動物高度医療センター(JARMeC)です。

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同社の事業内容

一般の動物病院では対処が困難な重篤の患者動物(犬と猫)に高度医療を施す二次診療施設の運営会社

CTやMRIなど人間用の先進医療機器を駆使し、専門的な知見と技術を持つ獣医師による年中無休の診療を特徴とする。

このような民間の二次診療施設は国内では同社のみ。

高度な診療に集中するため、患者動物は、連携する動物病院からの紹介に限定し、治療後は紹 介先の動物病院に戻すという一貫した治療システムを採用している。

18年9月末現在、連携病院は3,435病院で、全国の小動物病院の29%に達する。

創業経緯

動物病院を経営しペットに対する高度医療の必要性を痛感していた金重 辰雄氏(元代表取締役会長)が、当時の日本獣医師会会長の山根義久氏(現東 京農工大学名誉教授)らと共同で2005年9月に創業

2007年6月、川崎に犬と猫を対象とした8診療科をもつ二次診療専門の高度医療センターを開業した。2014年11月に金重氏が体調不良を理由に退任し、現在の平尾秀博氏が代表取 締役社長に就任した。

平尾秀博氏は、東京農工大学農学部獣医学科を卒業後、 岐阜大学大学院連合獣医学研究科を修了、動物病院、東京農工大学技術職員 を経て、川崎本院開業のリーダーとして2007年4月に入社、現在、経営陣を 統率するかたわら、診療本部長と第一診療部長も兼任する獣医師として診療 現場でも活躍している。

事業スキーム

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前述の通り、飼い主さんのかかりつけの動物病院が治療できず、飼い主さんがより高度な治療を希望した場合、同社に紹介し、同社が重篤な患者動物に対して、二次診療を行います。

その後、元々のかかりつけの病院で術後のケア等を行います。

 

なお、かかりつけの病院⇔同社の間に紹介料などの金銭は一切、発生していないとのこと。

 

かかりつけの動物病院(一次診療施設)から紹介される形を採用し、手術前後のケアについてはかかりつけの主治医が引き続き、担当。この一貫した分業体制があるため、かかりつけの病院は進んで同社に紹介できる。

 

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こちらが同社の決算資料の抜粋ですが、日本全国の動物病院の数は11,675施設。

そのうち、3,330施設の病院と既に連携済み(28.5%)

年々、連携病院数は増加しており、この分業体制が新規参入する病院にとっては、

大きな障壁になっていることが推察されます。

日本動物高度医療センターの拠点数

下記表の通り、現時点で開業しているのは三施設のみ。

場所は、神奈川県、愛知県、東京。

東京が一番新しく2018年1月に開業。

川崎本院から東京病院に患者が移ったことにより、短期で受診件数が増加し、東京病院単体でもすでに黒字化しているとのこと。

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今の注目は大阪病院じゃないかな。現時点での大阪病院の開業予定は2020年春の予定。非常に規模が大きく、土地面積だけでいうと、川崎本院の約二倍の広さ。東京病院のように、すぐに受診件数を伸ばすことはできないかもしれないけど、同社の戦略で提携病院数を増やしていけば、比例して受診件数増加、売上増加はしていく。

そして、大阪の病院を構えることにより、提携病院数を飛躍的に伸ばすことができると予測します。

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その理由がこちら。

現在の提携病院はどうしても関東に偏っている状況。

大阪病院が開業することにより、アクセスがしやすくなることから、近畿地方の病院との提携が今の14.1%という低い水準が加速度的に改善されていくと思われます。

 

今後、長期計画では北海道、九州にも開業をもくろんでおり、

規模によって、大小はありますが、下記公式が当てはまるため、

業績予想がしやすい銘柄ではあります。

拠点数 X 拠点あたりの売上/利益

 

ただし、今は成長段階ではありますが、各主要都市に病院ができてしまうと、

売上の伸び鈍化していくので、成長予想の上限もしやすいかと思います。

今期業績、現在の株価水準は?

こちらが2019年度の会社予想です。

一株あたり118.28円で、現在の株価は2,101円です。

予想PERは約18倍

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また、いつもどおり、GMOクリック証券の分析ツールで割安度を確認してみましょう。

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PCFRでも見ても、市場はすでに高く評価しており、割安水準ではないと判断できます。
とはいえ、

2020年度は東京病院の業績が伸び、

2021年度中に大阪病院が開業。

2022年度には大阪病院が軌道の乗る

という成長ストーリーを思い描けば、

2022年度の業績は現行の一株利益が2倍になっても全くおかしくないと考えます。

 

しかも世界経済の影響はほぼ受けない内需成長株のため、

リスクを分散できる点もGOOD

 

今後注視し、更に下がったタイミングで購入しても良いかもしれません。

 

個人的にはPER15倍程度の1600円程度になったら、打診買いを検討します。

 

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