地方に移住!民泊(みんぱく)、カフェ、バーで稼ぐ!その⑧【融資、事業計画編】
こんにちは、カボス( @olivetrhm)です。
前回の記事では宿泊施設を建てる土地代について、住宅ローンを組めることが決まり、着工を目の前にしていたのですが、その土地が実は農地ということが判明し、
農地転用の手続きをとっている最中です。
前回記事はこちら👇
揉めに揉めましたが、現在、不動産屋さんが農転の手続きをとっており、
その事務処理待ちの状況です。
最短で今月末に完了する見込みではありますが、どうなるかはまだわかりません。
とはいえ、起業の準備を進めるために栃木県が主催している【創業希望者交流サロン】で講習を受け、非常にタメになったので皆さんにご紹介します。
創業支援おすすめの講習 税理士による【会計の基礎知識】
税理士の先生による講習で税金の話ばかりになるのかと思いきや、
【税金の話をぶっ通しで4時間やるのは意味がない】という先生の意向のもと、経営についても学ばせて頂き、印象に残った言葉がこちら。
この言葉はどういうことか説明する前にまずはこちらをご覧ください。
この二つの山を見て、こう問われたとします。
『二つの山のうち、どれかに宝が眠っています。
宝を取りに行ってください。』
右の山に行くのは当たり前じゃない?
そうだね。こと他人事となれば右の山に行くのは当たり前なんだけど、ビジネスの場合、左の山に行く人は少なからずいるみたい。
なんで!?全く理解できないけど
【起業する=とりあえずやってみる】というふうに捉え、市場調査を一切せずに会社を興してしまうみたい。
市場調査!?
そう。ざっくりと言えば需要と供給。例えば、過疎地の学習塾とかね。子供のいない地域に子供向けの塾を営んでも結果が見えてるよね?
確かに.....市場調査かぁ。あんまり考えてなかったな。
過疎地の学習塾のように【宝】のない山で努力しても全く意味がないから、しっかり考えて行こう!
益子町の宿泊事業の市場調査をしてみた
実は私たちもこれからビジネスをやる益子町の市場調査なんて全然していませんでした。
どんなサービスを提供するか、価格はどうするか、集客はどうするか、くらいは考えていたのですが........
ダメな起業の典型ですね。
ということで、今更ですが益子町の宿泊事業の市場調査をしてみました。
※単位:人数
青色の線は益子町の訪れる旅行者数を示しております。(日帰り含む)
オレンジの線は益子町に宿泊した人数です。
やっぱり陶器市がある5月、11月は爆発的に伸びるね!
そうだね。日帰りの観光客はすごい偏りがあるけど、宿泊者数でみるとそこまで増減なくない!?8月なんて陶器市シーズンよりも宿泊者が多い!!
これは嬉しいサプライズでした。
先入観で宿泊者数も5月、11月以外は大きく落ち込むかと思いきや、
12か月のうち6か月間、陶器市のシーズンに匹敵する宿泊者がいるんです。
益子町の宿泊施設数は?
益子町の観光協会のホームページから益子町の宿泊者数を確認すると、
下記の通り9施設です。
赤字の数字が一月当たりの宿泊者数を9(施設)で割ったものです。
この数値に一人当たりの単価(宿泊料金)をかけることによって、
理論上は一施設当たりの市場規模を算出できることができます。
245人 x 8千円(宿泊料金)=196万円
実際はその宿泊施設の部屋数によって、受け入れ可能人数に制限がありますので
満室になったら、売り上げは頭打ちです。
重要なことは、市場規模に見合った投資をする(部屋を設ける)ことです。
私たちの宿泊施設の部屋数は1つ
1月の閑散期でも245人が潜在顧客として存在しているというのは非常に心強いデータです。
そもそも私たちの経営目標は一か月8組(一か月24人~32人)招くことですからね。
これが仮に245人しか潜在顧客が存在しないのに300人集めないと損益分岐点を超えないとなると非常にしんどい経営ですよね。
私たちの宿は温泉がないというデメリットはありますが、
家族向けに特化したサービスや駅、城内坂からの徒歩圏内という立地、
ブログを活用した集客などを生かして、確実に8組の方には喜んで来ていただける宿を提供していきたいと思います。
ちなみに今回の講義は税金の話もありましたが、ネットで調べられる程度の話でした。
ただ、経営についてはたくさんの【気づき】を得ることができました。
ありがとうございました。