株初心者におすすめの本!【ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること】
こんにちは、長期投資家のカボス( @olivetrhm)です。
さて、最近になり、大量に投資関係の本を読み漁っていますが、安くていい本を見つけたので、みなさんにご紹介します。
株式投資初心者におすすめの本
こちらが株初心者にお勧めの本【ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること】です。
中小型株に特化した投資手法で驚異的な成績を誇る 著者 苦瓜達郎
国内中小型株式部門において、2017年までの6年連続で「最優秀ファンド賞」「優秀ファンド賞」を受賞し、過去1年間のファンドの運用実績が年44・3%という驚異の成績を誇るシニア・ファンドマネジャー。「勝ち続けることは不可能に近い」といわれる株の世界で好成績を上げる陰には、年間900回以上も会社を面談するなど、徹底した企業調査で優良中堅企業を探り当てる眼力がある人物。
投信を運用するファンドマネージャーで、国内中小型株部門というのがいいですね。
中小型株に投資する=成長性に期待して投資すると同義、しかも小型株は流動性にかけるため、短期的な売買には不向きなので、必然的に長期での投資になります。
株式投資とは?株初心者が認識すべきこと
筆者いわく、株式市場はよく【間違い】を犯すとのこと。
歴史を振り返れば、バブルが起きて、株価が異常な水準まで上昇したことは何度もあり、短期的には【行き過ぎた株価上昇】を阻止する機能はないと断言しております。
株式市場は一方向に向かって、上にも下にも続き、且つ、行き過ぎる傾向があります。
私も含めてですが、人間とは非常に弱い生き物ですからね。
最近の日経平均が1,000円以上下がったときなんかは、外部要因で一過性のものだとわかってはいながらも、自分の想定以上の下げの場合、
ひぇ~!!底が見えない~!!!
なんて、慌てふためいてしまいます。
それでも筆者は【横暴で下品で間違いだらけ】の株式市場を信頼をしています。
なぜなら、間違いを起こしながらも株価を正しい方向に向かわせて、本来あるべき適正な水準に導く【引力】があるからです。
株式市場には【企業が得た利益を分配する装置】が存在しているため、
その引力が生み出されるのです。
ん!?どういうこと?分配ということは配当金ということ!?
そうだね。筆者は株はお金(配当金など)で計算できるから非常に健全だといってるね。個人的な推測だけど、なんでお金で計算できることによって、健全になるのかというと、こんな理屈じゃないかな!?
①利益を配当金として分配
②投資額に対して、配当金がいくらもらえるのかがわかるため、配当利回りがわかる
③配当利回りが分かれば、債権などの他の投資商品との比較が可能
④さらに配当利回りが分かれば、適正な株価水準に戻す【引力】が生まれる
④については少し分かりづらいかもしれないので、補足します。
例えば、こんな株があったとします。
A株式会社
株価 100円
配当金 3円【年間】= 配当利回り 3 %
現在の日本の株式市場の平均利回りは2~3%程度なので、良くありがちな利回り率です。
このA株式会社の業績がすこぶる良くなり、株主に利益を還元するため、
来期以降継続的に、現行の配当金を3倍の9円にすると発表したとします。
仮に株価を100円で計算すると
9 ÷ 100 = 配当利回り9%
そうすると株式市場はこの会社を100円のままにほっておくわけがありません。
歴史上、業績が良くて、配当利回り9%の株なんて存在しないのです。
そうすると、株式市場にはこの会社の株価を上に引き上げる引力が発生するわけです。
配当金9円が継続されるという前提であれば、株価は300円以上(配当利回りが3%程度になる)まで上昇してもなんら不思議ではないのです。
そのとき、いつものように行き過ぎて、株価が1,000円になって、
またすぐに下がる、ということも起きる可能性は否めませんが....
以上にように間違いを起こしながらも、お金によって計算された裏づけのもと、
適正な水準に収斂(しゅうれん)していくため、健全だと考えているのかもしれません。
株式投資初心者が株価急落時にとるべき対処法!
筆者は株価が上にも下にも行き過ぎる一つの要因として、
株式市場参加者の中には企業の本質的価値など、度外視して、
チャート分析によって、投資?をしている者がいるからと考えております。
そこで、私が今後、株価暴落時にどう株式市場に向き合っていくか、まとめました。
①大前提として、株式市場は短期的には間違いばかりを犯すお馬鹿さん
②株価が上下に行き過ぎる要因として、チャート分析によって、投下されたお金によって、動かされる。⇒企業の本質的価値を捉えたものではない。
③少し頼りないが、株式市場には引力が存在し、その引力が適正水準に導く。時間はかかる。
以上のことを肝に銘じ、株式市場と付き合っていこうと思います。
こちらの本、今ならば、中古で一円で売っております。
よかったらどうぞ。
【続編】
筆者が数多くの企業と面談する上で重要視している点を記事にしました。