株の本 おすすめは?2019年 株式投資を学ぶなら読むべき本
こんにちは、長期投資家のゆず( @olivetrhm)です。
いきなりビスマルクの名言を載せていますが、
今回はこの言葉にピッタリの株式投資の本をご紹介したいと思います。
それがこちらの本です。
2019年おすすめの本【株式投資の未来】の著者は
まずは簡単にこちらの本の著者についてご紹介します。
ジェレミー・シーゲル(現在74歳)
ペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授(金融学)
コロンビア大学卒業、マサチューセッツ工科大学(MIT)で経済学博士取得。
金融市場に詳しく、CNN、CNBCなどでコメンテーターとしてたびたび登場。
ウォール・ストリート・ジャーナル、バロンズ、フィナンシャル・タイムズ(FT)のコラムニスト。
JPモルガンでの教育研修トレーニングを担当。
著書に株式長期投資の名著として全米でロングセラーを続ける『Stocks for the Long Run』(第3版弊社近刊)。
冒頭で触れたようにこの本は過去、 ある法則に基づき投資をした場合、どのくらいのリターンをもたらしたのかどうか歴史から紐解いていく本です。
2005年に発売され、多少古い本ではありますが、その内容は今読んでも色あせることなく、私にとって、今後の投資手法の指針となりました。
今回は特に印象に残ったパートを少しだけ皆さんにご紹介したいと思います。
株式投資おすすめの本 名言集①
こちらの言葉ですが 、いまいちピンとこないかと思いますので具体的な事例を本の中から引用をさせていただきます 。
例えばですが、二人の投資家がいたとします。
投資家A:中国株に1,000ドル
投資家B:ブラジル株に1,000ドル
それぞれが各国のインデックスファンドに1992年に投資をはじめ、
それから11年後の2003年に清算したとします。
どちらの投資家が儲かったと思いますか?
ちなみに中国は11年間GDP成長率は平均9.3%と世界のどの国と比較してもはるかに高い水準で成長を続けました。
一方、ブラジルは経済は混迷を極め、年率1.8 %という低成長で推移しました。
ここまで言ったら当然、中国株に投資したほうがリターンは大きいと答えたくなるかと思いますが、このような結果となりました
投資家A:中国株1,000ドル⇒320ドル(△680ドル)
投資家B:ブラジル株1,000ドル⇒4,781ドル(+3,781ドル)
予想に反して、ブラジル株に投資した場合、非常に高いリターンを得ることができ、
中国株に投資した場合、莫大な損失を抱えるという結果になりました。
なぜこのような結果になってしまうかと言うと、 中国は誰しもが成長を続けるというのが一般常識化し、投資家の期待値がものすごい高い水準になった。しかし、実体経済はその期待値を上回ることができなかった。
一方のブラジルは期待値が超低水準だったため、期待値以上の成長をすることができたからです。
これが【株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる】という言葉の真意です。
このパートでは投資家が損失を被りやすいパターンを解説したものでありますが、
別のパートではどのような投資手法であれば高いリターンを得ることができるのか、 過去に遡り解説しています。
これから長期で資産運用をしたいと考えてる方にとって必読の本だと思います。
【株初心者】の方にはおすすめの本はこちら
こちらの本は投資経験者でないと難しいところがあると思うので、中級~上級者向けだと思います。
投資未経験の方はこちらの本がおすすめ。