【株式投資】おすすめの本!普通の人だから勝てるエナフン流株式投資術
こんにちは、長期投資家のゆず( @olivetrhm)です。
何気なくamazonで本でも買おうかなぁとサイトを見ていたら、
見つけてしまいました!!
株初心者にお勧めする本!普通の人"だから勝てる エナフン流株式投資術!
大興奮していますっ!
というのも私が株式投資を始めて、どのように銘柄を買ったらいいのか迷走していたとき、エナフンさんのブログに出会い、自分の投資スタイルを確立できたといっても過言ではありません!
エナフンさんの投資手法を知るまでは、自分でも買う理由が良くわからないまま株を買っていたなぁって、思います。
ヤフーファイナンスの掲示板である銘柄が推奨されている!?買っちゃえ~
雑誌で注目銘柄として推奨されている!?買っちゃえ~
TVでその会社が放送される!?買っちゃえ~
こんな感じで次々にいろんな銘柄を買って、よく損しなかったぁってつくづく感じます。要はなんも数字的根拠なんてなく、話題性で株を買っていました。
決算書なんてみることもなく株を買っていましたし、
もし、勢いに乗って信用取引なんかでやっていたら、間違いなく大損こいて、
株は危ないって何もわからないまま市場から退散していたことでしょうね。
そんなときにたまたま株をやっている友達に教えてもらったのが、エナフンさんのブログで、これを最初からみなさいって言われたのがきっかけです。
今思うとその友達は、私は株式投資ではなく、株式投機
をしていると思って教えてくれたのかもしれませんね。
少し前置きが長くなりましたが、そんなこんなでエナフンさんのブログを知り、新刊を買ってみました。
当時、私が雷が打たれるくらい衝撃的だった投資手法について、少しだけご紹介したいと思います。
そして、最後にエナフン流の投資手法と照らし合わせながら、私が現在、保有する銘柄について、触れていきたいと思います。
株式投資 初心者におすすめの本!投資術① PERの使い方に精通しよう
では早速、ご紹介します。
PERの使い方についてです。どういうことかというと、PERとは非常に奥が深く、色々な要素を加味して、割安かどうか判断しなければいけないとエナフンさんはおっしゃっております。
その要素として、下記の通りです。
①リスクの大きさ
②成長率
③収益性悪化時、純資産の価値によって、市場は株価を判断
④業績予想にバイアスがかかっている(=実態とは乖離している可能性がある)
⑤一過性の収益が含まれているか
ちょっと多いので、簡潔に説明すると、
①業績予想は常は外れるというリスクが存在します。その企業のビジネスモデルなどによって、その精度は大きく影響するので、予想と実績値が乖離する可能性が高い銘柄はPERは低い傾向にあります。
②毎年、高い利益成長が見込める銘柄は予想PERは高い傾向にあります。
ただし、長期(3年以上)で見た場合、必ずしも割高とは判断できない場合があります。
③その企業の業績が極端に悪化した場合、市場はその企業が保有する純資産の価値によって、株価を判断していきます。そのため、仮にPERが50倍になっても、PBRが0.5倍ならば割安と判断できる場合があります。
④各企業によって、業績予想を強気で出す企業もあれば、弱気の企業もあります。
その企業の性格(保守的か挑戦的)によって、予想PERが実態と大きく乖離してしまうということです。
⑤保有資産売却などにより、一過性の利益は加味してはいけないということです。
補足説明として、過去の記事でPER,PBRの説明と、
②の成長性を加味した判断基準について、書いております。
【株初心者用】株式投資はPER or PBR 何の指標を重視すべき!? - ズボラ主婦の株式投資ブログ(長期)
株式投資 初心者におすすめの本! 投資術② 成長の継続性を吟味する
本書では表現を変えておりましたが、私が大好きな言葉があります。
再現可能な勝ちパターンがその企業は持っているのか?です。
エナフンさんが大成功を収めた代表的な投資銘柄はかつやを運営しているアークランドサービスだと思います。(他にもいっぱいあります。)
まったく市場が注目していない時期に、同社が店舗数を増やせば業績拡大していくと予想し、投資を実行。
結果的に同社の株価は10倍以上上がりました。
飲食店は想像しやすいですよね。
各店舗がしっかりと利益が出ていて、その店舗が他の地域にも展開できる余地があるという前提にたてば、
一店舗あたり利益 X 店舗数 = 会社の利益
という公式が成り立ちます。
そして、投資術その①でお伝えしたPERを使いこなすことによって、
今の株価から上昇余地はあるのか?3年後はどの程度まで株価は上がるのか?というようにそろばんをはじくことができると思います。
これら二つの投資術は本書のほんの一部です。 株初心者の方であったり、どの銘柄を買えばいいのか、迷われている方は必読だと思います。
エナフンさんの株の本は今では3700円!?(Amazon)
こちらはエナフンさんが2010年に出版された本ですが、今ではプレミアがのって中古でも送料入れたら4,000円くらいします。さすがに本に4,000円はかけられないなぁと思って購入を見合わせてましたので、今回発売された本は1600円くらいなので、お買い得だと思いますよ。
株初心者は本を読んで、成功者の投資術を真似しよう!
私がエナフンさんの投資術を学び、他にどのような銘柄が当てはまるのか?というのを自分で研究し、投資した銘柄があります。
その銘柄について、どういったところがあてはまるのかということを具体的にご紹介します!
その銘柄とはJトラストです!
こちらも過去記事で簡単に紹介しておりますので、良かったらご覧になってください。
さて、エナフンさんの投資術その②でお伝えした再現可能な勝ちパターンについてですが、私はJトラストの三位一体(銀行、ファイナンス、サービサー)の金融事業こそ当てはまるのではないかと考えます。
まず、Jトラストはすでにこのビジネスモデルを韓国で展開し、赤字だった韓国事業を黒字化させております。(前期営業利益35億円)
そして、上の画像はインドネシアのグループ会社の名称です。
ようやく、2018年10月にファイナンス会社のOlympindo社の株式取得(60%)を完了させ、三位一体の体制が整いだしたところです。
このビジネスモデルについて、詳細をお伝えします。
ビジネスモデル
①Jトラスト銀行が低金利(約6%程度)で預金を集める。
②Olympindo(ファイナンス)が自動車ローン、農機具ローンなどで一般消費者に貸付(貸出金利22%)、貸付するための現金はJトラスト銀行からのグループ内融資
③不良債権化した場合、Jトラストインベストメント(サービサー)が債権を買い取り、回収をすすめ、損失を最小化
これぞ、まさしく回収力に定評がある同社が展開する再現可能な勝ちパターンではないでしょうか!?
この話を主人にしたところ、納得したようでこんなことをいっておりました。
まるでドラクエだね!賢者(Jトラスト銀行)がルカニで金利を下げ、攻撃力のある戦士(Olympindo)がガンガン行こうぜと言わんばかりに攻める(高金利で貸出)、傷ついた戦士(不良債権)を僧侶(Jトラストインベストメント)がベホイミ(債権回収)する。最高のパーティじゃん!?
伝わりますかね!?笑
書いてて、この例えがあってるのか不安になりながらも書いてしまいました!
エナフンさんの本を買うことができて、興奮して変なテンションになってしまいました。
ちなみに要らないかもしれませんが、主人がどうしても加えてほしいと言っているので、補足します。
Jトラスト銀行は預金、貸付どちらもできて、攻守バランスが良いので、賢者だと、
債権回収をベホマではなく、ベホイミにしたのは、満額回収は厳しいかもしれないけど、回収力があるんだったら、ホイミではなく、ベホイミだと。
話は脱線してしまいましたが、
ようやくインドネシアにも駒がそろったので、来期以降に期待できますね。
また同社はモンゴルにファンナンス会社、カンボジアには銀行を買収しました。
今後、更に足りないピースを集めていく可能性は高いのかと思います。
Jトラストの業績について
同社の業績は低迷してます。
下記画像は同社の今期第一四半期のセグメント別の営業利益です。
日本は横ばい、
韓国は会計基準の変更により、貸倒れ引当金を積み増ししている中、前期同水準の営業利益を計上していることから順調。
東南アジア(インドネシア)は先ほどお伝えしたとおり、9月までは戦士が不在による攻撃力不足だったため、貸付債権の積み増しスピードが遅く、苦戦をしていたが、来期には期待できる。
ただ、貿易戦争などの外的要因によりルピア安、
そして、四季報情報によると、想定より不良債権がでていることから、今期は期待できない状況です。
同社の予想PERは約12倍です。
エナフンさんの投資術その①であげたPERという観点から考えると、
現在、同社のPERは12倍、PBR0.46倍
現時点での今期業績予想53億円(一株あたり約51円)
①、④のとおり、業績予想の下振れリスクは高まり、直近ではずるずると株価は下がっております。(現在613円)
が、しかし、③のところで、ここからは持ちこたえていくかもしれませんね。
※もう一度同じ内容を下記の通り、記載します。
①リスクの大きさ
②成長率
③収益性悪化時、純資産の価値によって、市場は株価を判断
④業績予想にバイアスがかかっている(=実態とは乖離している可能性がある)
⑤一過性の収益が含まれているか
そして、今期は業績低迷ということから②の成長率なんて、今の株価は一切加味されておりません。
ただ、そこが大きなリターンを得るためのポイントだと思っております。
日本、韓国では安定した利益を上げている。
(ハイライツエンターテイメントの特損は一過性なので重要視していません。)
そして、ご説明した再現可能な勝ちパターンの体制がインドネシアでは整い、
平行して、他の国(モンゴル、カンボジア)にも種をまいている。
来期、再来期には東南アジア事業が増益体制となった場合、
同社の株価は②の成長率を加味するようになり、成長割安株という超有望銘柄になるかもしれません!